*ゆーじログ*

社長+Webエンジニア+ドラマー+作詞家+インディーズバンドマン+エンターテイナー+大学生+時々旅人な40歳

自分流時間の作り方

全ての人に対して1日は24時間であり1年は365日である。

「やりたいことがあるのに時間が作れない」

今までの人生で何度同じ言葉を違う人から聞いて、自分で発したか分からない。なので今、自分が長い間実践している時間の作り方をここに記す。

可処分時間を明確にする

まず、「可処分時間」を明確にする。可処分時間とは仕事や睡眠や食事やお風呂など、生きていく上で必ず必要な時間を一日の中から引いた時間と定義する。

以下に一例をあげる。

仕事=休憩時間を入れて拘束9時間

通勤=ドアトゥドア往復で2時間

睡眠=睡眠導入時間を含めて8時間

食事=作る時間も含めて三食で2時間

これで合計21時間である。24ー21=3、この3時間を自由に使える可処分時間とする。

驚かないでほしいがこれが事実である。こんなに一生懸命仕事をして毎日生きているのに一日で自由に使える時間はたったの3時間しかない。

睡眠時間がもっと少ない人や通勤時間がもっと長い人は自分の時間に置き換えて欲しい。

 

ここまではよくある話だが、まず可処分時間を出さないことには話にならない。

皆も自分に当てはめて計算してほしい。

やりたいことと無駄なことを可視化する

ここからが本題である。

・自分がやりたいけど時間がない(という理由にして)できていないこと

・時間の無駄だと分かっているけどついついやってしまうこと

この二つをできる限りリストアップしてグルーピングする。

 

例えば自分の場合は以下である。

 

▼自分がやりたいけど時間がないので(という理由にして)できていないこと

・英語の勉強

・筋トレ

・歴史の勉強

・ドラムの練習

・事業計画

 

▼時間の無駄だと分かっているけどやってしまうこと

・YouTube徘徊

・ 2chのまとめサイト徘徊

・ソシャゲ(今やってるのは星のドラゴンクエストだけ)

 

人によっては逆に「ソシャゲをやる時間を作りたい!」と考えている人もいるであろうし「ついつい楽器の練習をしちゃってやりたいことができない」という人もいると思う。

そこは個人の価値観なので適宜入れ替えてもらってよい。

 

無駄なことをタイムボックスに当てはめる

さて、3時間という枠をどう使っているか?

意思の強い人や啓発に強い人は「2時間をやりたいことに使って残り1時間はソシャゲ!」とできるであろうがそんな人間は2割もいない。

ではどうするかというと「ついついやってしまうことを可処分時間の8割を使って2週間続ける」のである。

逆じゃないのか?と思われるが逆ではない。そもそも「本当にやりたいことを可処分時間の8割実行できる」人は上述した2割のグループなので困っていない。

 

さて、この無駄に見えることをやってどうするか。

それは「どうせ無駄だと思っているのであれば【自分が無駄なことに時間を使っている】」ことを可視化する」ことが目的である。

その結果、1日2時間×2週間で28時間、この28時間を無駄なことに使っていると自覚する。その間は何も考えなくていい。頭を空っぽにして好きなだけYouTubeを徘徊しながらソシャゲに興ずればいい。

そしてここでの本題は「無駄な時間でもなんでもいいからリズムを作る事」である。

 

時間のリズムを作る大切さ

朝、毎日同じ時間に起きて、ほぼ同じ時間の電車に乗って、同じ時間に昼ご飯を食べて、だいたい同じ時間に帰ってきて、同じ時間に寝ているあなたに出来ない訳はない。

 

そう、たった3時間の可処分時間だけリズムを作れていないだけなのである。

とにかく毎日の2時間は好きなことをやる。「本当はこれをやらないといけないのに…」なんて微塵も思わないことだ。

どうせ思ってもできないから今困っているのであろう。

 

もしかするとあなたはこう思うかも知れない。

「28時間が勿体ない!」

大丈夫、もう既にその数百倍の時間を無駄にしているから何も気にすることはない。

医者から「余命1ヶ月です」と宣言されている人でも無い限り28時間なんて(今のあなたにとっては)ちっぽけな時間だと思った方がいい。

 

その後である。2週間が過ぎたその後、無駄に使っていた時間とやりたいことに使うべき時間をそのままそっくり入れ替える

つまり「本当にやりたいことに2時間を使い、残りの1時間をついついやってしまうことに割り当てる」である。

なぜこんな回りくどい方法にするかというと、上述したようにそもそも可処分時間に対するタイムボックス(時間割)を作れていない、もしくはそもそもそんな概念が存在しないことが問題だということを認識する必要があるからだ。

3時間をどのように使うか1時間で区切ってもいいし30分で区切ってもいい。

「では最初からその2時間のタイムボックスを本当にやりたいことに使えばいいのでは」

それが出来ないから苦労しているのであろう。

タイムボックスを作って時間のリズムを作る。その為に「何も考えずにできる自分が好きなこと」を最初に割り当てる。

ここでよくある間違いが「できもしないことを時間を決めてやろうとすること」だ。

タイムボックスの概念もないし時間のリズムもない状態で「ああ、面倒だな…」と思っていることが出来るわけがない。

リズムを作って入れ替えるの繰り返し

あなたに足りないものは「強い意志」ではない。「時間の可視化」と「可処分時間 のリズム」である。

一旦リズムが出来上がってしまえば、あとは少しの意思さえあれば「やりたいこと」と「ついついやってしまう無駄なこと」を入れ替えるのは難しくない。

一回騙されたと思ってやってみて欲しい。

 

ただし、自分でやっていても、仕事の忙しさや他の何らかの外的要因でリズムに狂いが生じて結局「無駄な時間」を過ごしてしまうことがある。

その時はもう一度「無駄なこと」に時間を割き「今無駄なことをしている」意識を持ち、ある程度日数が経った後に入れ替えることを行っている。

無駄を惰性でやるのではなく自らの意思で無駄を行うのである。

 

人間なんて所詮怠惰で意思の弱い生き物なので無駄なことはやってしまう。

それが人生を有意義にし、謳歌する要因であることは否定しない。

 

あとはその無駄なことをいかに次のステップに役立たせるか、それさえできてしまえば必ず自己は成長する。

 

以上です。